最終更新日 2024年10月1日
こんにちは、矢島です。
ひとのことでは、「わたし」らしく、笑顔でイキイキと過ごせるための学びの情報を発信しています。
以前、自分自身の受け取り方一つで、人間関係をより良く変化することができることをお伝えしました。詳しくは、こちらをご覧くださいね。
今回は、自分自身が発した言葉によって人間関係が変化してしまうケースと、その対処法について考えてみたいと思います。
自分が発した言葉によって、相手との関係がギクシャクしてしまった経験はありませんか?
自分にとっては『良かれと思った言葉』を発したのに、相手が怒り出してしまったり、泣き出してしまったりと予想もしなかった反応があり、相手から距離を置かれてしまう・・・
この記事では、なぜ、良かれと思った言葉が相手に違った意味で受け取られ、関係が悪化してしまうのか。そのメカニズムを理解することで、誤解を未然に防ぎ、関係を回復するための方法を3つご紹介します。
是非参考にしてみてください。
人間関係が悪化する『良かれと思った言葉』とは
言葉が原因で人間関係が悪化する最大の理由は、話す側の意図と聞く側の受け取り方にギャップが生まれることです。このギャップが生まれやすい言葉をいくつかご紹介します。
- 「頑張って」
話す側の意図・・・相手を応援したい
聞く側の受け取り方・・・『今の自分の努力では十分ではない』とプレッシャーに感じてしまう
- 「急がなくて良いからね」
話す側の意図・・・相手にプレッシャーを与えないようにしたい
聞く側の受け取り方・・・『実は早く終わらせてほしいけど遠回しに言われているのでは?』と反対の意味に感じてしまう
- 「簡単だよね」
話す側の意図・・・相手を安心させたい
聞く側の受け取り方・・・『自分の能力が低いと思われている』と疑われているように感じてしまう
- 「大丈夫だよ」
話す側の意図・・・相手に心配しなくていいと伝えたい
聞く側の受け取り方・・・『本当に大丈夫なのか?』と不安に感じてしまう
- 「まあ、そんなこともあるよ」
話す側の意図・・・相手の失敗をフォローして励ましたい
聞く側の受け取り方・・・『真剣に捉えてもらっていない』と軽く流されたように感じてしまう
思い当たることはありませんでしたか?
『そんなふうに受け取られていたから、あのような関係になったのか!!』と納得することもあったかもしれません。
どれほど気を遣って言葉を発しても、相手の感情や状況、背景などによって全く異なる意味に捉えてしまうことは起こり得ます。このことを理解して、相手と接することはとても大切です。
言葉による誤解を防ぐ3つの方法
言葉による誤解を防ぐ方法①「繰り返して確認」
相手に「今、私が伝えたことをどのように感じたか、教えてくれる?」と伝えっぱなしにせず、相手が誤解せずに受け取ってくれたか、確かめる方法です。
私たちは、無意識に自分が伝えた言葉は、自分が思った通りに相手は受け取ってくれていると信じていることが多いです。「言葉の受け取り方は無数だ!」と前提を変えて、確認してみてください。
そして、この時大切なことがあります。
相手が自分の意図とすることと違ったとしても、「何故、そんな受け取り方するのだ!」と相手を責めず、「あなたはそう受け取ったのね。」と相手を受け止め、「私が伝えたかったのは、こういうことだよ」と冷静に穏やかに伝えてください。
言葉による誤解を防ぐ方法②「フードバックを求める」
相手に伝えた時、相手の表情が戸惑っていたり、困ったりした様子があれば、一呼吸おいてこんな風に確認してみてください。「今の話、何か気になったことはありますか?」「私の伝え方、どうだった?」すると、相手の表情が変わった理由がわかり、誤解が生まれた瞬間を逃さずにフォローすることができます。
この場面でも大切なことがあります。
それは、相手の非言語(表情、態度など)をよく観察することです。わかり合っている時とわかり合っていない時、相手の非言語で伝えてくれています。その変化を早めに察知できると、誤解ないコミュニケーションを取ることができます。
言葉による誤解を防ぐ方法③「感謝して確認」
相手との関係性にもよりますが、歳が離れていたり、役職が違ったり、信頼関係がしっかりと構築できていない相手である場合、確認し合う時に感謝の言葉を活用することをオススメします。
特にあなたの方が歳や役職が上だった場合です。人は、「自分が無能である」ことを恐れ、「大丈夫?」とか「わからないことある?」と聞かれても「大丈夫です!」「わかりました!」と答えがちです。
だからこそ、あなたの方から話しやすい雰囲気を出し、言いづらいことも言い合える関係性を作っていくことが重要です。
その時に効果的なのは、感謝の言葉です。「私の話をしっかり聞いてくれて、ありがとう。不安なことなどがあったら、遠慮なく教えてね。」このような言葉をかけると、相手は安心して自分の気持ちを伝えてくれるようになります。
相手と確認し合って、相手とのコミュニケーションギャップを無くそう
お伝えした3つの方法の共通事項は、「確認すること」です。
確認し合うことは、単に誤解を防ぐだけでなく、信頼関係を築く鍵でもあります。言葉だけに頼るのではなく、相手との対話を通じて意図を確認し、理解を深めていく姿勢が、良好な人間関係を維持するために欠かせないプロセスです。
是非、「言葉の受け取り方は無数にある」ことを意識して、相手との対話を楽しんで、より良いコミュニケーションを取ってください。
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