本当は私だって断りたい!
最終更新日 2021年4月28日
本当は自分がやらないといけない仕事があるのに、上司から「この書類作ってくれる?」と言われると「いいですよ」と返事をしてしまうことありませんか?
本当は好きな映画を見たいのに、友人から「これ見ようよ」と言われると「良いよ」と返事をしてしまうことありませんか?
本当は用事があるのに、会社の同僚から「飲みに行こうよ」と言われると「うん、行こう」と返事をしてしまうことありませんか?
こんな状況が続くと、「何やってるんだろ、わたし・・・」と心の中にモヤモヤした気持ちが溜まっていき、元気がなくなってしまい、すっきりとしない毎日が続いてしまいます。
実は、私は何年もこのような状況を続けてきました。中間管理職となって14年、上司から部下から様々な意見を伝えられ、調整することを続けてきたら、いつしか自分の意見をはっきりと言うことができなくなってしまいました。
- もっとはっきりと断りたい!
- まわりに流されず、自分の意見や気持ちを伝えたい!
- 私だって、自由に自分の言いたいことを言いたい!
そう、思い続けていたことを数年前に気付くことができました。そして、今は、まわりに流されることなく、自分の気持ちを伝えることができるようになりました。
もし、あなたもそう感じてくれているのなら、この記事が役に立つかもしれません。私の体験を通じて感じたことをお伝えします。
目次
人に流されてしまう人ってどんな人?
基本的な性格は、優しい人だと思います。自分のことよりも相手のことを考え、相手の役に立ちたいという思いが強い人。
- こんなことを言ったら、相手を不快に感じさせてしまうのではないか
- 自分がちょっと我慢したら上手くおさまるのではないか
- 空気を乱すことなく、相手が笑顔でいてくれることが一番大切
このような判断基準を持っている人がまわりに流されてしまう人の特徴です。
人に流されてない人ってどんな人?
では、まわりに流されない人ってどんな人かというと、自分の気持ちに気付き、自分が心地よくなる判断基準を持っている人。
- 自分が大切にしている価値観は何か知っている
- 自分をご機嫌にするモノやコトや空間は何か知っている
- 自分のココロ、カラダ、アタマを整えるための習慣を持っている
自分自身を理解している人がまわりに流されない人の特徴です。
人に流されないために自分の気持ちに気付こう
まわりに流されてしまう人にとって、自分が本当はどう思っているのか、自分の気持ちに気付けていないのではないでしょうか?
相手から頼まれた時、誘われた時など、その瞬間は自分も良いと思って返事をしていると思います。けれど、心がモヤモヤしたりして、感情やカラダは反応するのに、その理由がわからない。だからどうしたら良いのかわからず、モヤモヤは深まるばかり。
本当は、自分はどう思っているのか、それが明確になればなるほど、まわりから流される機会は減っていきます。
では、どのようにしたら自分の気持ちに気付くのか?
それは、自分の気持ちに興味関心を持ち、自分に問いかけてあげることです。
自分の気持ちに気付く一番良いタイミングは、怒りの感情が起きた時
怒りの感情は、自分の気持ちを理解するのに一番良い感情です。
実は、怒りは二次感情と言われていて、怒りの奥に本当の自分の気持ちが隠れています。
以前、苦労して仕上げた仕事に対して、上司から褒められなかったのに、私よりも簡単な仕事をした同僚を褒めた時、「その対応は不公平だ!上司は間違っている!」と怒りを感じたことがありました。この時、私自身に「本当はどう思っているの?」と問いかけていった時、見つかったのは、「もっと褒めてもらえると思っていたことが実現されなかった虚しさ」という感情です。
そのように自分の気持ちに気付けると、上司に対する怒りの感情はおさまり、私の気持ちを大切にしようと考えます。そして、上司に褒められなくても自分で自分を褒めることができたら、苦労して仕上げた仕事をやり遂げた自分を自分で労うことができます。
そうすると、心は満たされ、もっとより良い仕事をしていこうと自分の内側から動機つけられ、自分の意志が明確になります。
今日からやってみよう!人に流されない自分づくりの習慣
自分をご機嫌にするモノ、コト、環境何か一つを思い浮かべてください。
「これを見ると、すると、いると、気分がよくなる、元気になる、前向きになる」そう感じる何かです。
私は、朝の時間です。朝、書道の時間を持ち筆で文字を書きながら心を落ち着かせる。その時間を持てると、自分に余裕が生まれ、冷静にいろいろなことを感じることができます。
このように自分がご機嫌になることは何か、いろいろ試しながら体験してみると自分軸が出来上がり、まわりに流されず、自分の気持ちや意見を伝えられるようになります。
ぜひ、人に流されなくなる一歩として試してみてください。
「自分を知ること」についてもっと学びたい方へ
自分のこと・自分の価値観を知りたい方、周りに流されずに自分の意志で行動できるようになりたい方に向けて方法論を含む記事のまとめを作成しました。是非参考にしてみてください。