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多様化する価値観を持つ部下のやる気を引き出すために必要なこととは!?

最終更新日 2023年6月20日

こんにちは、小林です。
ひとのことでは、「わたし」らしく、笑顔でイキイキと過ごせるための学びの情報を発信しています。

中間管理職となり14年も経過すると、様々なタイプの部下と接してきました。特に最近では、親子に近い歳の差の部下ができ、私とはやる気のスイッチが違うなと感じることが多くありました。

この記事では、ますます多様化する価値観を持つ部下と関わる際に障害となる考えを解説し、部下のやる気を引き出すために必要な具体的な方法をお伝えします。
部下にもっとやる気を出してほしいと願う中間管理職の方達へ、是非参考にしてみてください。

多様化する価値観を持つ部下と関わる際に障害となることとは

1on1

それは、「自分の正しさ」です。
意識していないかも知れませんが、自分の思い通りに動いてくれる部下は良い印象を持ち、自分の思い通りに動いてくれない部下は良くない印象を持っていると思います。それは、言葉を変えると自分の正しさが通用する部下としない部下と言えるかも知れません。これでは、自分とは異なる正しさ、つまり異なる価値観を持つ部下と関わることが難しくなります。

自分の正しさ(価値観)は、生まれてから現在までの様々な学びや経験によって培われます。ですから、多くの成功体験を持つ皆さんは、多くの種類の正しさを持っています。

もし、あなたが部下の行動を見て「何故、こんな行動をするのだろう?普通、こんな行動はしない!!」と思ったら、自分の正しさ(価値観)で部下を見ていると考えてください。

部下のやる気を引き出すために知っておきたい心理の法則

マズローの欲求5段階説をご存知でしょうか?

心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階に理論化したものです。人間には5段階の「欲求」があり、1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうとする心理行動を表しています。

フィードバック

ここで注目するのは、承認欲求の上に自己実現欲求があるということです。
部下がやる気を出している時は、自己実現欲求を満たしたいと思っている時です。つまり、承認欲求は満たされているということです。部下自身が自分の所属している組織に居場所を感じ、組織の仲間から存在を認められて、上司から信頼されていると感じている状態ができていれば、部下は自らやる気スイッチを入れることができるのです。

部下のやる気を引き出すために必要なこと①具体的に承認する

先ほどお伝えした部下の承認欲求を満たすために上司が実行した方が良いことは、「部下を具体的に承認する」ことです。

承認する言葉というと、「ありがとう」「助かったよ」「素晴らしいね」などを思い浮かべますよね?皆さんもその言葉がけを部下にしていると思います。それはとっても素晴らしいことなのですが、伝えられた部下にとっては、言葉だけを受け取り、何に感謝されているのかがわからないということが起こります。

私自身、多くのタイプの部下と関わりましたが、上司に求められている承認って基本は同じなのかな?と感じています。それは、「私のことを見てくれている」と感じてもらえることだと思います。その気持ちを感じてもらうために必要なことは、感謝の気持ちを具体的に伝えること。

例えば、部下が提出してくれた書類が以前よりも伝わりやすくなったなぁと感じたとします。

これを「ありがとう」の一言だけで終わらせてしまうのではなく、

最近、書類の書き方がとても伝わりやすくなったよ。
読む人の気持ちを理解してくれてありがとう。

と伝えてみたらどうでしょう?

部下は「私の変化を見ていてくれて、嬉しい」と感じるのではないでしょうか?

部下のやる気を引き出すために必要なこと②目的を共有する

ミーティング

承認欲求が高まり、自己実現欲求を満たそうと行動し始めた時、部下と仕事の目的が共有できていると、より大きなやる気を引き出すことができます。

自分の仕事が何のために、誰のために、何故行われているのか。これが明確になればなるほど、自分の仕事に意味と価値を感じることができ、大きな成果を出したいと思う気持ちが湧きます。

皆さんは、部下と目的の共有をしていますか?

先日、企業研修で法人理念について話し合う機会を設けました。改めて、理念をどのように捉えているのかを考え、仲間と共有することによって、より深く仕事の意味や価値を理解することができ、皆さんの目の輝きが違う姿を見て、目的を共有することの大切さを実感しました。

部下のやる気を引き出し、組織力を高めよう

一人の力では成し得ないことも仲間がいるからこそ、成し得ることができます。組織のパフォーマンスは、以下の方程式で表されます。

個人の能力×組織効率

組織効率は、人間関係。個人の能力は、専門知識、情熱、習慣が要因となります。部下の情熱、つまりやる気を引き出すことは、組織効率を高めることができ、組織力が高まります。

是非、価値観の異なる部下にもやる気を引き出し、組織の力を高めていくこと取り組んでみてください。

この記事を書いた人

株式会社Unleash

矢島 有子

相手のために一生懸命頑張って行動しているのに『幸せじゃない・・』と思 っている人に、『相手のため』を『自分のため』に変えることによって得ら れる変化を提供していきます。

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