こんにちは、矢島です。
ひとのことでは、「わたし」らしく、笑顔でイキイキと過ごせるための学びの情報を発信しています。
「もっと多くのものを手に入れなければ幸せになれない」
このように考えることはありませんか?
人には誰でも欲があります。「豊かな生活を送りたい」「出世したい」など、「こんな風になったらいいな」と思う願望は、生きる意欲や、やる気を作り出す力となります。しかしながら、『もっと、もっと』とあまりにも多くを望む「欲望」は、100パーセン満たされることはありません。
例えば、「ブランドの時計が欲しい」と思い、その時計が手に入ると「豪華な宝石が欲しい」と、そこまで行っても満足を得られないのが「欲望」の本質です。
満足を得られない心、不足感を感じる心では、幸せを感じることはできません。
多くのものはそれを満たすためにのみ生きている
―アリストテレスー
そんな中、古くから日本で親しまれてきた言葉「足るを知る」が、現代でも心を穏やかにする大切な考え方として注目されています。この言葉には、「今あるものに満足し、感謝することで、幸せを見つける」という深い意味が込められています。
では、どうすれば「足るを知る」心を育み、幸せを感じる力を高められるのでしょうか?今回は、日常に取り入れやすい3つの具体的な方法をご紹介します。是非参考にしてみてください。
目次
足るを知り、幸せを感じる力を育む方法① 小さな感謝を習慣にする
「足るを知る」心を育むための最初のステップは、日常の中で小さな感謝を見つけることです。
例えば、朝の一杯のコーヒーの香りや、友人とのちょっとした会話の楽しさ。これらは、一見すると特別な出来事ではないかもしれません。しかし、「当たり前ではない」と見方を変えると、「有難いなぁ」と感じることができます。
「朝、一杯のコーヒーの香りに心が癒される。この時間を過ごせることが有難いなぁ。」
「友人と楽しい会話に心がワクワクした。このような話ができる友人がいることが有難いなぁ。」
このように言葉にしてみると、カラダが暖かくなり、心が緩み、満たされた心の状態を作ります。そして、「今ある幸せ」を実感しやすくなります。
小さな感謝の習慣を持つには、意識的に「感謝する時間」を作ることが大切です。忙しい日々の中で見落としがちな些細な幸せを見つける力は、最初は努力が必要ですが、徐々に自然と身につきます。さらに、この習慣は心に余裕をもたらし、人間関係にも良い影響を与えます。小さな感謝が連鎖していくと、自分だけでなく周囲の人たちもポジティブな気持ちになれるでしょう。
実践の具体的な方法
寝る前に、その日感謝できたことを3つノートに書き留めてみましょう。どんなに小さなことでも構いません。それが「足るを知る」感覚を育む第一歩になります。たとえば、「今日は天気が良かった」「家族と笑い合えた」など、日常の中で見つけられる小さな幸せを探してください。
足るを知り、幸せを感じる力を育む方法② 目標と満足のバランスを見直す
目標を持つことは素晴らしいことです。しかしながら、常に「次」を追い求めていると、今の自分に満足する時間が失われがちです。「足るを知る」は、進むべき道を見据えつつ、現在の自分にも価値を見出すことを促してくれます。
多くの人が目標を設定する際に陥りがちなことは、結果だけに目を向けてしまうことです。しかし、その過程にも目を向けると、目標達成の楽しみが増します。例えば、3ヶ月後に今よりも5キロ体重を減少させると目標を決めたとします。5キロ痩せたかどうかという結果だけではなく、運動・食事・睡眠など、日々の努力を楽しむことを意識してみましょう。「体が軽くなった」といった変化を喜ぶことで、前向きに取り組めます。
実践の具体的な方法
毎日の変化を実感しやすくするために、運動・食事・睡眠のいずれかの記録をつけてみましょう。積み重ねている実感が得られ、今の自分に満足する時間が持てます。その際注意することは、「できなかったこと」ではなく「できたこと」に意識を向けてください。
足るを知り、幸せを感じる力を育む方法③ 情報との距離を保つ
現代はSNSや広告を通じて、「もっといいものがある」と感じさせられることが多い時代です。しかし、情報を取捨選択し、自分に本当に必要なものに意識を向けることで、「足るを知る」感覚が高まります。
私たちは日々、大量の情報にさらされています。その中には「これがないと不幸だ」「もっと努力しないと足りない」というメッセージが含まれていることが少なくありません。このような情報を無意識に受け入れると、自分の現状に満足できなくなり、不安や焦りが募る原因となります。だからこそ、意識的に情報との距離を保つことが重要です。
実践の具体的な方法
一日の中で「デジタルデトックス」の時間を作り、SNSやニュースから離れてみてください。たとえば、食事中や就寝前1時間はスマートフォンを触らないようにするだけでも、不安や焦りを感じることがなく、心の静けさを感じる時間を持つことができます。
足るを知る考えを取り入れ、幸せを感じる力を高めよう
「足るを知る」とは、現状に満足して何も変えないことを意味するわけではありません。むしろ、今の自分を受け入れることで心の余裕を作り、その結果として新しい挑戦や目標に向かって進むエネルギーが湧いてくるのです。
私たちは日々、多くの情報に触れ、無意識に周囲と比較しています。「足るを知る」という考え方を持つことで、自分にとって大切なものに気づくことができ、満たされる感覚を得ることができます。そして、感謝の心が高まり、今ある幸せをより深く感じることができます。
今日から、「小さな感謝」「目標と満足のバランス」「情報との距離」を意識して、幸せを感じる力を育んでみてください。日々の生活の中で少しずつ実践していくことで、心の変化を感じることができます。
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