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じぶんのこと

自分を知る方法は「怒り」!?怒りの感情を見つめることで自分の気持ちに気付こう

最終更新日 2023年5月19日

こんにちは、矢島です。
ひとのことでは、「わたし」らしく、笑顔でイキイキと過ごせるための学びの情報を発信しています。

私には、自分を知ろうと決めたきっかけになった出来事があります。
それは、友人から質問された言葉でした。「有子さんは、どう感じているの?」
その質問に私は、「〇〇と思います。」と勢いよく答えました。
友人は、「それは、頭で考えた答えだね。私が質問したのは、心はどう感じてるの?ってことよ。」
当時の私は、意味が全くわかりませんでした。
「頭?心?一緒じゃないの?」
この答えを知りたくて、私は自分の心(気持ち)と向き合い始めました。

この記事では、2015年1月から約6年、私が自分の気持ちと向き合い続け、自分をよく知る方法は、自分自身の『怒り』の感情であった理由をお伝えします。

また、ある出来事から結果に至るプロセスから、頭(思考)と心(感情)の違いを解説していきますので、ネガティブな感情で乱れてしまう自分自身を整えたいと思う方は是非、参考にしてみてください。

自分を知るために出来事から結果に至るプロセスを理解しよう

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ある出来事から結果に至るには、次のプロセスをたどります。

『出来事→思考→感情→行動→結果』

例えば、朝、自分が決めた時間に起きることができなかったという出来事がありました。
その出来事によって、積極的な行動ができず、自分で決めた期日を先送りにしたという結果を手に入れました。この結果となった原因は、次の思考と感情だったからです。

【思考】私って、決めた事も出来ない奴だ・・・(否定)
【感情】落ち込む

ところが、同じ出来事でも思考と感情が変われば、結果が変わります。今回の出来事で、思考と感情が次のようであったら、どのような行動になるでしょうか?

【思考】うわぁ、やっちゃった。この時間を取り戻すにはどのようにしたら良いだろう(前向き)
【感情】驚き

行動は、さっと起きて、今日やろうと思っていた行動をし、自分で決めた期日通り仕事を終えるという結果を手に入れることができました。
いかがでしょうか?毎日の生活で起こる出来事から結果までのプロセスを理解していただけましたか?
このプロセスは、ほぼ無意識に流れていて、気分が良いとか悪いとかいう感覚によって、行動を選択しています。

自分を知るトレーニング

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自分を知るトレーニングは、「思考の観察」です。やり方は、ある出来事によって自分の感情が動いたとき、「〇〇(思考)と私は考えている」と自分自身を実況中継してみてください。

例えば、朝、家族の誰かと顔を合わせた時、『おはよう』と挨拶されず、イラっとしました。
その時、「朝の挨拶をすべきだと私は考えている」と自分の思考を言葉にしてみます。

人は、1日におよそ7万語の言葉を発していると言われます。実際に言葉を発しているものだけではなく、自分の内側で発している言葉も含みます。アメリカメリーランド大学の研究結果によると、1日に平均で、男性が7,000語、女性が20,000語、言葉を発しているそうです。自分の内側で発している言葉の方がずっと多いのです。

思考の観察は、自分の内側で発している言葉に気付くことができます。無意識を意識化することによって、自分を知っていくことができるのです。
そして、思考の観察の中でも特に自分を知ることに有効なのが怒りの感情です。

怒りの感情が自分を知る一番良い感情である理由

みなさんは、最近怒りを感じたことはありますか?

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私は、自分の要求ばかりしてくる友人に怒りを感じました。そのときの私の思考は、「〇〇さんは自分の要求ばかりしてくる、自分勝手な人だ!」となり、結果は、〇〇さんに対する怒りを大きくし、〇〇さんへ注意する行動を起こしたかもしれません。しかしこれでは、自分を知ることには繋がりません。

怒りは二次感情と言われていて、本当の自分の気持ちは怒りの奥にあります。自分の要求ばかりしてくる友人の〇〇さんに本当はどのような気持ちを感じていたのか、自分の内側に問いかけていきます。

すると、「本当は、私は〇〇さんに話を聞いてもらいたいことがあったのに、話を聞いてもらえなくて悲しかった」という自分の本当の気持ちに気付けます。

怒りを感じたとき、その怒りを感じた自分の思考と気持ちに興味・関心を持って自分に問いかけてみてください。すると、自分では気付いていない自分に気づきます。

自分を知って、幸せを実感しよう

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自分の内側で起きている思考や気持ちを観察することによって、私は、不必要な揉め事をしなくなりました。それまではどうだったかというと、人から嫌味や文句、私が嫌いな行動というボールが投げられると、すぐに相手の急所に向かって打ち返す行為をしていました。

例えば、こんなことがありました。

【出来事】 言っている本人ができていないことに対して、指摘を受けた

【感情】  ムカっと腹が立つ

【行動】  「そういうあなたはどうなの?」と反論する

【結果】  より強い口調で、相手から責められる

場合によっては、おさまらず、決裂するという結果を招きます・・・
時間は取られるし、嫌な感情が残るし、自己嫌悪に陥るし、良いことが全くありません。

それが今では、次のように変化するようになりました。

【出来事】 言っている本人ができていないことに対して、指摘を受けた

【思考】
「あなたに言われたくない」と考えている
「反論したら話が長くなる」と考えている
「過剰に反応しないようにしよう」と考えている

【感情】  ムカっとした感情が少しずつおさまっていることを感じている

【行動】  指摘内容を受け入れた

【結果】  短時間で話を終えることができた

感情が乱れた時に、意識の方向を自分に向け、思考と気持ちの観察をします。すると、自分自身が本当はどうしたいのか、何を考えているのか、何を感じているのか、自分を知り、理解できるようになります。

自分が理解できるようになってくると、自分を幸せに導く思考・行動を自分で選べるようになっていきます。すると、幸せを実感できる時間が増えていきます。

あなたが世界一幸せを実感できる日々が増えることを願っています。

合わせて読んでみてください

こちらの記事では、怒りの感情をぶつけてくる人を理解し、自分なりの対処法によって人からの怒りの感情を必要以上に受け取らない方法をお伝えします。

「自分を知ること」についてもっと学びたい方へ

自分のこと・自分の価値観を知りたい方、周りに流されずに自分の意志で行動できるようになりたい方に向けて方法論を含む記事のまとめを作成しました。是非参考にしてみてください。

この記事を書いた人

株式会社Unleash

矢島 有子

相手のために一生懸命頑張って行動しているのに『幸せじゃない・・』と思 っている人に、『相手のため』を『自分のため』に変えることによって得ら れる変化を提供していきます。

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