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組織力

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対話を活用し、今よりも組織力を高める3つのステップ

最終更新日 2023年4月14日

  • ダイバーシティ&インクルージョン
  • DX推進によるSociety5.0の実現
  • グリーン成長戦略に基づくカーボンニュートラル

など、企業を取り巻く環境は第四次産業革命のさなか、これまで以上にスピードとデジタルリテラシーが求められています。
そして、デジタルネイティブな世代を活かしながら組織力を高めてゆく事が求められています。

どうしたら個人の個性を生かした一体感のある、且つ成長し続ける組織運営が出来るのでしょうか?
その鍵は「対話」にあると考えます。今回は対話を使った組織力を高める為の3つのステップをお伝えします。

ステップ1:自分との対話によるセルフコントロール領域の拡大

人は影響力を持っています。誰かに影響を受け、誰かに影響を与えているといえます。
影響を与えているのであれば、個人のご機嫌が良い影響にもなり、悪い影響もなります。
そして、人は思考も感情も本望も持ち合わせています。常に合理的に判断できるわけではありません。
目の前の出来事や人のものの言い方に理性と感情が綱引きをしています。

解釈力を上げる

目の前の出来事に対して理性と感情が綱引きをした時、その出来事に対しての解釈が否定的であれば気分は落ち込み、行動は消極的なります。反対に、解釈が肯定的であれば気分は落ち込むことなく行動も積極的になります。
常に事実に対する解釈は選べると知り、解釈を肯定的にする解釈力を高める事で周りに良い影響力を発揮することが可能です。

ステップ2:相手との対話となる面談による関係性の構築

面談の機会をどのように位置づけるのか?それは部下育成の時間です。
人のモチベーションの維持時間はそれぞれです。また、生産性を高める為のスキルも向上せねば組織力も高まりません。下がったモチベーションをゼロベースに回復させられる機会が面談です。
また、人は仕事を通じ毎日経験をしています。人が行動変容する時に有効な事は経験を通した実感です。つまり、面談によってモチベーションを戻し経験から実感を抜き出し行動変容に繋げることが可能です。

面談力を高める

面談を部下育成の機会へと繋げ組織力の強化を図るのなら、上司の面談力を高める事が重要です。面談力で必要なものは、カウンセリング1on1の技術です。カウンセリングマインド持ち、カウンセラーが使うアクティブリスニングに個人が抱える囚われや思い込み、メンタルブロックを外す技術まで高めます。
次に、体験を気づきの機会にする経験学習を実行出来るスキルです。この経験学習に対する技術もコーチングスキルやカウンセリングスキルで実行は可能です。

ステップ3:組織メンバーとの対話による全員参画会議の実現

組織には個人の課題と組織自体の課題が存在します。どちらも課題を解決することで個人も組織も前進して行きます。無駄な会議をやめ、全員が意見を出し合う全員参画型の会議で課題を解決することで組織は成長し組織力を高めることに繋がります。

個人が解釈力を高め周りに良い影響を発揮してくれている状態。
面談を通じ仕事の経験からどこが良かったの?悪かったら次どうするのかを表出に気づきを次の行動につなげる事ができる。
言いたいことを言えるような話し易い雰囲気があれば、会議でも発言しづらい自分の意見も発表出来る。
その意見が組織の将来を決めるプロジェクトに発展することで組織力向上につながります。

ポストイットを使い会議を課題解決の場所にする

何でも話せる雰囲気があったとしても、会議の場では自分の意見を積極的に発言できる人は一握りです。
解釈力と面談力を高め意見の出しやすい雰囲気つくりが出来たら、組織力向上の為に組織が抱える課題を全員が発言をして、アイデアを出して解決してゆく事で課題は解決に向かい組織力を高める事に繋がります。ポストイットを使う会議を実施いている企業が多くなってきました。ポストイットに自分の意見を記入し、発表して行くスタイルです。このスタイルであれば全員が記入し、その人の意見が表出することが可能となります。

納得感のある意見発表の際に背景を話す

会議では決定事項が行動に繋がる事が重要です。そのために行動しやすいのは内発的動議付けです。ポストイットで会議をする際に、意見やアイデアの発表だけにとどまらず。その理由や背景を話してもらい、質問を受け付ける。ここまですると自分のアイデアや意見が採用されなくとも不平や不満も残らないと数字が取れています。納得感があれば行動は内発的になります。

また、ここでは合意形成の為の対話の技術が大切になります。

まとめ

セルフコントロールは自分との対話です。
面談では面談者はカウンセリングマインドを持ち、対象者との対話です。
会議ではポストイットを使い、組織メンバーと対話しながらの課題解決です。
それぞれの段階で対話が土台になりますので、一人一人の個性も尊重されます。モチベーションを回復した後の経験学習です。そして会議では納得感のある課題解決がなされます。どのステップでも個性を尊重しています。このような環境下では自ずと周りとの人間関係は悪くならずに組織力を高めながらも離職率はゼロに向かいます。

是非、対話型組織開発により、人間関係による離職者ゼロを実現しながら今よりも組織力を高めてゆきましょう。

この記事を書いた人

長浜勝志

1964年神奈川県生まれ。 キヤノンマーケティング株式会社にて、営業、販売促進、販売企画を経験。 2000年からは「生命保険業界を変える!」という企業ビジョンに共感し、ソニー生命保険株式会社に転職。以来、連続挙績は500週、全世界の生命保険セールスの5%しか達成できないと言われるタイトル「MDRT(Million Dollar Round Table)」は20年連続。 2015年株式会社Unleash(アンリーシュ=解き放つ)を起業してからは、自己最高を5年連続更新している。

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