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じぶんのこと

人の力を借りると見えてくる!「本当の自分」を知る方法

最終更新日 2024年1月30日

こんにちは、矢島です。
ひとのことでは、「わたし」らしく、笑顔でイキイキと過ごせるための学びの情報を発信しています。

『自分のことは自分がよく知っているはずだ』と思っていながら、『自分のことは自分で思うほどよくわかっていなかった』と思うこともあるのではないでしょうか?

この記事では、ジョハリの窓という心理学モデルを使い、相手からの情報を得ることによって、本当の自分を知る方法を説明します。
実際に企業研修で行っているワークを用いて解説していきますので、今以上に自分らしく、積極的な毎日を過ごしたいと思う方は、是非、参考にしてみてください。

「本当の自分」を知るの方法に有効なジョハリの窓

ジョハリの窓は、心理学者のジョセフ・ルフト(Joseph Luft)氏とハリントン・インガム(Harrington Ingham)氏の両名によって1955年に考案された概念です。

下の図にあるように縦軸を「他人が知っているか、他人が知らないか」とし、横軸を「自分が知っているか、自分が知らないか」として4つに区分します。

そして、以下の「4つの窓」に分類します。
 ①「開放の窓」:自分も他人も知っている解放された領域
 ②「盲点の窓」:自分が知らなくて、他人が知っている気づいていない領域
 ③「秘密の窓」:自分は知っていて、他人が知らない隠している領域
 ④「未知の窓」:自分も他人も知らない未知の領域

他人とのコミュニケーションにおいて自分自身をどれだけ表現しているのかという視点、つまり「自分による自分の分析」と「他人による自分の分析」を統合することで自分を知っていきます。

企業研修でも行っている自分を知るグループワーク

今回は、私が実際に実施している企業研修のグループワークのやり方を説明します。

まず、4人〜5人のグループに分け、発表者を1人決めます。
発表者は、2分間で「自分の夢や目標(仕事、プライベートどちらでもO K)を話します。
発表者以外の聴き手は、発表者の話をよく聴き、付箋に「あなたは○○な人ですね」と感じたことを最低3枚以上記入します。記入し終わったら、発表者に付箋を読みながら渡します。

発表者は、渡された付箋を見て、「自分もそう思う」と思ったら→自分が知っている、「自分でそう思わない」と思ったら→自分が知らないと下の図に仕分けして付箋を貼っていきます。

5人グループで実施していたら、12枚以上の付箋が手元に届きます。付箋を仕分けして貼り終わった後、改めて他人が自分をどのように見ているのか、感じてもらう時間をとります。

「本当の自分」を知ることで人とコミュニケーションが取れやすくなる理由

人と人とが関わる組織で、自分自身が積極的に自分らしく行動するためには、自分も他人も知っている解放された領域を広げることがとても大切です。
皆さんも経験あるかもしれませんが、自分を理解してくれる人の前では、思い切って自分をさらけ出すことができ、心地よく行動できます。そして、この行動によって、また新しい気付きなどが生まれ、自分を成長することができるようになります。

では、どのようにして解放された領域を広がるのか、下の図を使い、先程のワークを例にして解説していきます。

①自己開示によって、他人が知らない情報を伝え、縦軸を広げる
ワークでまず、発表者自身が自分の夢や目標という自分の話をしてもらいました。
普段ではなかなか話すことがない『夢や目標』の話ですので、参加者の前で初めて話すこともあります。つまり自己開示によって、他人が知らない情報を伝えるで、隠している領域を狭め、解放された領域を広げます。

②他人からのフィードバックによって、横軸を広げる
次に、発表者の話を聴いた参加者から感じたことを付箋で渡してもらうことによって、フィードバックをもらいます。この時、他人からのフィードバックで発表者は色々なことを感じるかもしれませんが、「あなたはそう感じたのね」と一度受け入れてみてください。すると他者受容によって、自分が知らない情報を受け取ることで、気付いていない領域を狭め、解放された領域を広げます。

人からのフィードバックで自分を知った私の体験

1on1

私自身、このワークを通じて他人からフィードバックをもらう機会がありました。その時、「あなたは自分に自信を持っていますね。」と伝えてもらいました。もらった時真っ先に浮かんだのは、「そんなことはない。私は、自分に自信が持てないのだから。」という考えでした。そして、「私は他人に本当の自分を見せていないのではないか?」と考えたりもしました。そして、他人のフィードバックを拒絶し、他者受容ができず、「私は自分に自信がない」という自分の思い込みは強くなり、ますます自信が持てなくなります。これでは、解放された領域は広がりません。

しかしその当時、私は自分に自信を持てるようになりたいと考えていました。なので、この機会に「他人がそう思っているのだから、私は自分に自信が持てるようになったのかもしれない」と思うようにしようと決意しました。そして、自分に自信が持てないと感じたとき、「あの時、あの人が伝えてくれたから大丈夫」と自分に伝えることができるようになりました。

まだ「私には自信があります」とはっきり伝えることはできませんが、このワークによって「自信があるかも」と思えるようになりました。

「本当の自分」を知る方法まとめ

フィードバック

自分では感じることができない自分の素晴らしい素質は、身近な相手は知っていることが多くあります。

是非、あなたのことを良くみていてくれている人に「あなたは〇〇な人だ」とフィードバックを受けてみてください。そしてそのフィードバックを受け入れ、あなた自身の価値を高めていくことを願っています。

「自分を知ること」についてもっと学びたい方へ

自分のこと・自分の価値観を知りたい方、周りに流されずに自分の意志で行動できるようになりたい方に向けて方法論を含む記事のまとめを作成しました。是非参考にしてみてください。

この記事を書いた人

株式会社Unleash

矢島 有子

相手のために一生懸命頑張って行動しているのに『幸せじゃない・・』と思 っている人に、『相手のため』を『自分のため』に変えることによって得ら れる変化を提供していきます。

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